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エージェントを利用してフリーランスの案件を取る際に確認すべきこと

こんにちは、KVC Partnersにてフリーランス紹介部門の西村です。

フリーランスエンジニアが案件を獲得するときに多数の人が利用する『フリーランスエージェント』ですが、大手から、小規模のエージェントまで多数の業者がサービスを展開しています。

私がこのフリーランスエージェント業にかかわり始めた3年前に比べていまや数十社単位でエージェントが乱立しています。

そこでエージェントを利用して案件を取る際の最低限確認しておきたい情報を説明します。

 

1. 企業名
2. 単価
3. 清算幅
4. 作業方法(テレワーク,オンサイト)
5. 担当する作業内容

 

エージェントから案件の紹介を受ける際に最低限上記の1~5を抑えておけば、契約後も「聞いてた話と違う!」「契約内容と違う!」などの不要なトラブルが避けられます。

(逆にエージェントから上記の情報を説明してもらえない、また、曖昧な回答だった場合は、 その担当者がその案件の情報をしっかり握っていないなどが考えられます)


1. 企業名

ざっくりわけてエージェントが保有している案件は

『事業会社案件』

『Sier案件』

に分けられます。

『事業会社案件』は所謂、〇ルカリやなど自社でサービスを展開している企業と思ってください。

『Sier案件は』〇〇Tデータなど一般的な請負、受託会社を指します。

私の経験上、とくにフリーでWebエンジニアとして活動されている方は『事業会社案件』の獲得に動いているのではないでしょうか。

エージェントからの案件紹介の際に企業名を伏せて紹介されることが多いかと思いますが思い切って聞いていることを、お勧めします。

どうしても教えてくれない場合は展開しているサービスの内容を聞き出すとある程度特定はできると思います。

それをもってネットで企業の情報を調べると、案件を選択する基準になるかなと思います。



2. 単価とマージン率

単価=1人月の報酬ですね。

フリーランスさんにとっての収入源になるので、必ず希望の報酬額を伝え、案件紹介の際に担当者に確認しましょう。

 

報酬額は、クライアントからの1人月の予算からクライアントのマージンが差し引かれた額になります。

一般的にシステム構築案件(基本設計~)だとエージェントがクライアントから支払われる報酬額は平均して75万~80万が相場になります。

そこからマージンを引かれフリーランスさんに支払われます。

しかし、エージェントによってマージン率はまちまち、一般的に15%程度が一般的ですがエージェントによっては20~30%近く、とっているという話もちらほら聞きます。

同じ案件でも、利用したエージェントによって報酬額が変動するのはおかしいですよね。

自分の希望報酬額をしっかり伝え、案件紹介の際に担当にその案件の報酬額を確認する、

また、希望の額に満たない場合は、報酬アップの交渉の余地はあるのかなど、しっかりお話しするとよいと思います。


 

3. 清算幅

フリーランスで長く活動をされている方は清算幅という言葉は馴染みが深いかとおもいますが、初めての方なんのことやらわかりにくいかと思うので説明すると

1か月の予定労働時間を仮に160時間として、それを基準に、お休み、残業の1か月の

許容範囲の取り決め、というようなものだと思っていただけるとよいと思います。

清算幅

基準:160時間

超過:180時間

控除:140時間

超過=残業

控除=お休み

という認識でOKです、

エージェントから定時される案件情報に清算幅の記載があるはずです。

一般的には上記の160時間を基準にしたものが多いです。

まれに超過が200時間になっているものがありますが要注意です。

清算幅の超過時間が200時間の場合、基準の160時間を超えて+40時間までは残業の許容範囲として契約することになります。

そのような案件は残業が恒常化している例が多く、参画後に大きな負荷がかかる現場の可能性があります。

それに加えて、候補が控除時間が150時間の場合、お休みできる許容範囲が月に10時間以内になるため、

容易に休めず残業だけが高くなるばかりという好ましくない状況になってしまいます。

よって、案件を選ぶときには、清算幅は 160±20時間で収まる案件をお勧めします。



4. 作業方法(テレワーク,オンサイト)

こちらも案件を選ぶ際にとても大事なファクターになってきていると思います。

官公庁案件など情報セキュリティの観点からオンサイト作業しか選択肢がない案件を除けば全体の案件の9話近くはテレワークになっています。

テレワークだと通勤退勤時の時間的な拘束がなくなるので、勉強時間などの確保に充てられます。

また、は地方在住者でも都内の案件に参画できるようになったのが最大のメリットではないでしょうか。

クライアント企業も地方在住者の参画ハードルをどんどん下げている傾向になります。

エージェント担当に思い切って地方からの参画が交渉できるか聞いてみるとよいと思います。



5. 担当する作業内容

作業内容も案件によってまちまちですよね。

機能追加や、ちょっとした改修で短期で終わってしまったり、また

思いがけず現場が炎上していて、参画したらデスマーチがスタートしたなんてことも・・

現場がどのような状況なのか、どのような技術で、どのようなことを実現したいのか、まで

担当者に詳しく聞き出すことをお勧めします。

しっかりした担当者ならしっかりその情報も抑えているはずです。

1~5までフリーランスエージェントから案件紹介を受ける際に抑えたい5つのポイントを説明させていただきましたが、なるべくエージェント担当者から詳しい情報を聞き出して間違いない案件を選ぶことにより参画後のトラブルも回避できると思います。

 

 

以上!フリーランスでエージェント経由で案件を取る際に確認すべきポイントについてでした。ではまた!

 
 

 

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